ラズパイ5のハーフケースを造形しました。裸のままでは取り扱いが不自由なので簡易的な物ですが。
ケースの組み付けは、なべ小ねじM2.6x15mmを4本使用。下のプレート(上記3Dモデルの緑色)を下から上に通して、上のプレート(上記3Dモデルのオレンジ色)にねじ込む。ねじは切って無いけど穴がねじより小さいので、ほどほどにねじ込むんで良い所で止める。無理にねじ込み過ぎると不味い事になる。多分。
以前から気になっていた自宅LANにあるRaspberry Pi Zero 2 W (Wi-Fi接続)のNTPサーバー(zero2)が不安定な事。
特に、jitterの値が40.560とか26.780となって、同LAN内のpi4(有線接続)は勿論、遠く離れたNICTにも劣る。改善前のオレンジ色部分の値参照。↓
その原因はWi-Fi接続だからと思っていた所に前述したリンク先の記事を見つけたのです。その記事を参考にWi-Fiのパワーマネジメントをオフにしてみました。結果が良かったので書き残します。
↓ 改善前
↓ 改善後
↑ 改善前と改善後どちらも、ntpq -pの2回分を画像にしているのは、良い時と悪い時の値の違いが分かるようにする為です。但し、私が確認した一時的な値の中で、良い悪いと言う事ですが。
結果、改善後のjitterは1/200以下の値となり、200倍以上改善されたかなぁ。
Wi-Fiのパワーマネジメントをオフにする方法とその確認。
pi@zero2:~ $ sudo iw dev wlan0 set power_save off
pi@zero2:~ $ iwconfig
......
wlan0 IEEE 802.11 ESSID:"xxxxx-xx"
......
Power Management:off
......
再起動しても自動でオフにする場合は、rc.localに以下の1行をexit 0の前に記述する。
pi@zero2:~ $ sudo vi /etc/rc.local
/sbin/iw dev wlan0 set power_save off
exit 0
タイトルはラズパイのWi-Fi改善ですが、内容はjitterの改善になりました。
数年ラズパイ2モデルBをNTP時計として便利に使えていたのに、起動しなくなってしまった。原因はSDカードの不良かな。
↓ 先日まで作動していたラズパイ時計。画像はインストール当時の物です。
↑ MagicMirror2ではありません。
↓ 今回、新たにMagicMirror2をインストールして生まれ変わったラズパイ2モデルBの画面。と言ってもこの画像はVNC Viewerのスクリーンショット。アスペクト比は3:2で、3.5インチHDMI液晶モニターに合わせて加工しましたので、ほぼ液晶モニターの表示と同じです。
↑ 私がカスタマイズしたら、なんかあっさりしてしまいました。でも3.5インチの狭い画面では、これがベストだと思っています。
今回初めて知ったMagicMirror2は有名の様で、ネットにインストール記事が幾つもあります。そんな先人の方々の記事を参考にインストールしました。
↓ 私が参考にさせて頂いた記事はこちらです。カレンダー付や画像を貼り付けたセンスの良い時計が作れる様です。
RaspberryPiとミニディスプレイでシンプル卓上カレンダー作ってみた
RaspberryPi+MagicMirror2で超簡単にGoogleフォトフレームをつくる
MagicMirror_scripts
MagicMirror2のインストールは次の2行を打ち込むだけで良く、最後に問われてイエス(y)と2回答えれば、スリープしなくなったり、OS再起動時にMagicMirror2も自動で起動してくれます。
~ $ sudo apt install nodejs npm
~ $ bash -c "$(curl -sL https://raw.githubusercontent.com/sdetweil/MagicMirror_scripts/master/raspberry.sh)"
Do you want to disable the screen saver? (y/N)? y
server does not have extension for -dpms option
Do you want use pm2 for auto starting of your MagicMirror (y/N)? y
↓ 手動でスタートとストップをする方法。
~ $ pm2 start MagicMirror
~ $ pm2 stop MagicMirror
今回(も)、時計専用になったラズパイ2モデルBには、NTPをインストールしてNTPサーバー兼ねるNTP時計にします。正確に時刻を刻む時計なら電波時計でも良いのですが、部屋の中は電波が届かない場所が多く使い物になりませんし、市販品の時計にNTPサーバー機能付きが有ったとしても、多分高くて私には入手出来ません。
また自宅にNTPサーバーを立てる理由は、パソコンの時計合わせに使用する為です。アマチュア無線でFT8を運用するパソコンの時計は常に正確を求められるので、自宅にNTPサーバーが有れば遠慮なく頻繁に同期させる事が出来ます。
【自慢話】我が家にはGNSSモジュールの1PPSを利用したStratum 1相当のNTPサーバー(ラズパイで自作)が2台稼働しています。なので、今回のこの時計はその2台を参照してStratum 2相当のNTPサーバーとして稼働します。
↓ このNTP時計のntp.confは次のような設定にして、自作Stratum 1相当のNTPサーバーの2台(192.168.0.55と192.168.0.56)は16秒(minpoll 4 maxpoll 4)のポーリング間隔。予備のNICT公開NTP(ntp.nict.jp)に対しては、最小ポーリング間隔1024秒(minpoll 10)、最大ポーリング間隔は36.4時間(maxpoll 17)にしています。
server 192.168.0.55 prefer iburst minpoll 4 maxpoll 4
server 192.168.0.56 prefer iburst minpoll 4 maxpoll 4
server ntp.nict.jp iburst minpoll 10 maxpoll 17
↓ 結果
↑ 本記事のタイトルとまた離れてしまうけど。zero2の値がStratum 1相当と言えるのか疑問に思ってしまう。この画像はntpq -pを2回行ったもので、オレンジ色部分の値が、遠く離れたNICTより悪い値になっている。
成績が悪いzero2と、良い成績のpi4の違いは、無線か有線の違いくらい。zero2はWi-Fi接続なので、pi4の有線接続より不利なんだろうか?
ちなみに、ntpq -pを実行したPi2は有線接続です。また、zero2でntpq -pを実行すると以下のようにStratum 1相当と思う値です。↓
自作GPS時計と簡素に表現するけど、中身はラズパイと1PPS出力付のGNSS受信機キット(このキットは秋月電子の取り扱いでしたが、2023年10月2日現在、秋月電子では取り扱いしていません)を組み合わせたStratum 1 相当のNTPサーバーです。それに7セグLEDで時刻を表示させています。
↓ Raspberry Pi 4(ラズパイ4)使用が1台目、Radpberry Pi Zero 2(ラズパイゼロ2)使用の方が2台目です。
2台目と言っても、時刻表示用基板は古い設計(私の素人設計でJLCPCBに発注)。その基板に7セグLEDや電子部品がハンダ付されたまま放置。最近入手したラズパイゼロ2を使用してみた訳です。
2台同時に作動させると、時刻表示が正しく刻まれている事を容易に確認出来て良い。
↓ 別PC(上記で取り上げたラズパイゼロ2やラズパイ4では無いPC)でntpq -pを実行した結果。以下の画像は数ある結果の1つに過ぎない。だからまーまー良い時もある。けど、jitterだけは何時も悪い。
↑ Wi-Fi接続のみで有線接続出来ないラズパイゼロ2は有線接続のラズパイ4と比べてdelay、offset、jitterが共に悪い。ラズパイゼロ2もラズパイ4も同じルーターに接続、ラズパイゼロ2はWi-Fi(IEEE802.11n(Wi-Fi4)2.4GHz帯)に、ラズパイ4は有線で接続している。pingで往復時間を比べると最大往復時間は3桁もWi-Fi接続のラズパイゼロ2が遅い。
これらの事から、Stratum 1のNTPサーバーとしては、やっぱり有線接続が望ましい?