私にとって始めての3Dプリンターであり、唯一所有する Ender-3 V3 SE は、ABSフィラメントを推奨されていない。けど、ネット上の情報では、場合によっては出来るらしいので、ABSフィラメントに挑戦してみました。

ポチったABSフィラメントは、eSUN ABS PRO(ラベルには eABS+HSと表記)1kgで、ポチった時の価格は税込2,319円。

↓ 黒マジックで書いた数値は、開封してフィラメントドライヤーで乾燥した後に測ったリール込みのフィラメントの重さです。1,155.5gでした。

↓ 始めてのABSフィラメントで造形。

↑ よく見るとエレファントフットになっている。指で触るとよくわかる。

↓ ファン速度を変えて造形したエレファントフットの、出具合を比べてみた画像です。上記ラベルのようにファン速度を0%したら、エレファントフットになってしまいました。30%なら大丈夫みたいです。

↑ 他には目立った不具合は無さそうです。よく言われる事で、「ABSはそりやすい」と言いますが、この事例ではそらないようです。スティックのり等を塗らずとも、良く定着していました。大きさや形の問題なんでしょうか?

私はこの様な小物を多く造形するので、これからはABSフィラメントをEnder-3 V3 SEで使用してみようと思います。

ファン速度30%の上記画像造形物の造形データを備忘録。

  • 室温:30.1℃
  • フィラメント:eSUN eABS+HS 白
  • 3Dプリンター:Creality Ender-3 V3 SE エンクロージャー無し
  • ノズルサイズ:0.4mm
  • スライサー:UltiMaker Cura 5.8.1
  • レイヤー高さ:0.2mm
  • ノズル温度:250℃
  • ビルドプレート温度:100℃
  • ファン速度:30%
  • フロー:100%
  • 印刷速度:50mm/s
  • ウォール速度:25mm/s
  • 初期レイヤー速度:20mm/s

Top平面にスケッチした曲線とFront平面にスケッチした曲線を使用して投影曲線を描き、この投影曲線を元にスィープしました。

この形はアルファベットのJです。JM1にしようと思っていたのですが、Mの形が複雑だったのか投影曲線から四角でスィープしてもエラーしてしまいました。断面が円なら問題無いけど四角だと少し複雑な投影曲線ではスィープ出来ないようなので、Jだけにしました。

 

3D model-viewer ↓

IC-2730のコントローラーに繋がるケーブルを固定するクリップを造形しました。

使用フィラメントはPETGです。でも車内使用なのでPETG推奨ではありません。ABSやASAを使用出来る3Dプリンターを持っていない為、仕方なくPETGを使用しています。今回使用した3Dプリンターは、私が唯一所有するEnder-3 V3 SEです。

【2024年9月9日追記】
Ender-3 V3 SEにABSフィラメントは無理だと思っていた私。でもABSフィラメントをポチりました。

初めてのABSフィラメント ←このサイトのブログ記事

 

↓ いい感じで使用中、赤矢印の白い部品が今回の造形物。

↓ 寸法図 Onshapeで設計

 

3D model-viewer ↓

3D model-viewer

↓ マグネットである必要は無いのですが、RPi5に使用する前はWindows PCに接続されていて、そのマグネットでPCの側面に貼り付けてあったのです。マグネットが引っかかりUSB HDDがズレ無い様に造形しました。

↑ Onshapeの断面ビューも便利です。

CAD素人の私が、Onshapeの使用感をFreeCADと比べると。断然Onshapeの勝ちです!
FreeCADは作業内容に適したワークベンチを選択して作業を進めて行くんですが、その幾つもあるワークベンチは、ワークベンチ毎に操作性と言うか、ワークベンチ毎にソフト開発者が異なる様な、ワークベンチ毎に考え方が異なる様な。CAD素人の私には取っ付き難い物でした。

CAD素人の私が使いたい3D CADはFusion 360なんです。PCBも出来て凄く良いと思いながらも、個人で無料使用だと制限が多く、特にPCBの基板サイズが小さ過ぎるので、仕方無くPCBはKiCadを使用しています。

現在、3Dプリンター用のデータはOnshape(無料だけどデータ公開)を気持ち良く使用しています。