電子工作で良く使うM2.5のビスやナット。それを3Dプリンターで造形出来たらいいなぁ〜。と言う事でやってみました。

何度か設計を見直して造形。雄ねじ雌ねじ共に妥協出来る造形が出来ました。と言っても樹脂製ですし、小物の基板用なら使える程度ですが。でも好きな長さでスペーサーが作れるので、電子工作には3Dプリンターは便利です。↓

造形条件はノズル0.4mm、レイヤー高さ0.12mm、スライス公差は中間です。

ねじの出来具合はと言うと。いつものレイヤー高さが0.2mmでは、少々不安だけど、ねじにはなっています。1番良いのは0.12mmです。最も0.12mmに合わせた設計なので、良いはずなんだけど。0.16mmも良いけど少し寸法が合わない感じで、製品の金属ナットが少し緩いです。

ねじ造形は、あるレイヤー高さに合わせて設計すると、他のレイヤー高さに合わなくなりますね。また、スライス公差の中間、排他、包括でも寸法が合わなくなるので、スライス公差も注意項目です。

↓ そのレイヤー高さによる違いを、スライサーソフト(Cura)のプレビューで比較。ノズルは0.4mm使用。この中で良い0.12mmでも、ねじが小さ過ぎて再現性があまり良く無いです。趣味の電子工作で使うにしても、M2.5がギリギリ限界でしょうか。

↑ スライス公差は中間です。

↓ M2.5雄ねじ(造形物)の設計値。

 

↓ Onshapeのドキュメントリスト。今回作成した3つの3Dデータ。

↑ 造形物はM2.5雄雌ねじスペーサー。他〇〇タップや〇〇ダイスは、ブーリアン演算で使用しました。

今冬から来春までは噴霧器を使用しないので、凍結防止の為、ホース等外し残った水を取り除きました。この作業中、G1/4ネジのキャップが欲しくなったので造形しました。

 

使用3Dプリンターとソフト

  • Ender-3 V3 SE
  • FreeCAD
  • UltiMaker Cura
  • Blender

Blenderは、ベースカラーの設定とSTLファイルをglTF(GLB)ファイルに変換する事に使用。なんでそんな事を? それは、3D model-viewerで表示させる為です。

↓ こちらのサイト
Test your 3D models and download a starter website
でGLBファイルのマテリアルを再度設定。加工したGLBファイルをダウンロードして、このブログで使用しています。↓

 

 

↑ これを使う事で、噴霧器の穴に泥を詰めて塞いでしまうドロバチの被害を防げる。

 

↓ これ一つで雄ネジ雌ネジ両方に対応。

 

↓ ノズル0.4mm、積層ピッチ0.2mmの場合です。