ベッドレベリングの調整を私なりにちょっと深く知ろうと、何度も1層目のテストプリント。← これを研究と表現。研究と言ってもこの道のプロでは無く初心者なので、この記事の薄さが分かる。これ私用の備忘録なので、来てくれた貴方には参考にならないかも。

3Dプリンター:Ender-3 V3 SE
ノズル:0.2mm ノーブランド
フィラメント:PLA
造形物の厚さ0.12mm(レイヤー高さ0.12mm 1層目のみプリント)
スティックのり不使用

↓ この3DグラフはVCSSLの公式サイト(vcssl.org)にあるグラフ描画のプログラムで、Java言語で書かれフリーとの事。Ender-3 V3 SEの16ポイントのレベリングを手動で調整して、その座標を取得し描画してみました。

↓ レベリングの手動調整後の1層目のプリント。凄く良い結果。ノズルは0.2mmですが、そのノズルで一番良くプリント出来ました。

【↓ 再プリント1回目】
結果は大変満足して、いる場合では無かった。上記プリントの3時間くらい後に同条件でプリントしたら、こんな事に。↓

【↓ 再プリント2回目】
再プリント1回目の直後に、同条件でプリント。概ね満足な結果。ちょっと中央の円が少し定着が甘い感じ。

 

この流れを体験して、又、何度も手動レベリング調整してみて感じる事は、ノズルの位置が全く同じ位置に戻らない感じがする。0.4mmノズルなら、それが大丈夫だと見える事も、0.2mmノズルは、それがプリント不良になってしまうのかも。
う〜む。でもプリント不良の原因は、ベッドの温度にムラがあった?かな。ベッド温度が設定値になったら直ぐにノズル温度を上げてノズル温度が設定値になると印刷開始なんだけど、上記のように失敗直後が上手くいったので、ベッドは十分に温めてからプリントするのが望ましいのか。そう言えば、ネットの記事か動画で誰かが言っていたような。

あと、何度目かのプリント時、部分的に1層目が定着不良の場合には、無水アルコールで拭くと良い時もある。

 

↓ 新しいモデルで、16ポイントの位置と9つの円の位置のズレを1mmから2mm以内(多分)に収めました。
でもスライサーソフトを通す時、位置を確認しないと更に位置がズレる。私はUltiMaker Curaを使用しています。面倒なので位置調整する事無くスライスしてしまいますけど。

↑ 0.2mmノズルでのPETGプリントは始めてでしたが、ほぼ上手くいきました。赤矢印部分が弾けたようにプリント不良したのが少し気になるけど。

 

↓ 更に、上記新しいモデルより新しいモデル。16個のノズル位置はベッドに対して、ほぼ誤差無しかな。また私のEnder-3 V3 SEのSpets-per-mmX Y Zが80.0 80.0 400.0に設定。またUltiMaker CuraのXYZ共に0mmの場合に位置が合う。

もし私と同じ環境で、このモデル(STL)を試したい方は次のリンク(リンク先は私のサイト jm1lxs.com でここです)から圧縮ファイルをダウンロードして下さい。
レイヤー高さ(モデルの厚み)0.12mmと0.16mmそれに0.2mmの3種類を用意しました。ノズル径は0.2mm、0.3mm、0.4mmなどに合うと思います。このモデル、プリントは1層目のみで終了を想定。
尚、スライスする時はスカートやブリム、それにラフト、どれも不要で「なし」にして下さい。

JM1LXS_LH-0.XXmm_Bed-Level_9_Circles_9_Nozzles.zip 680.4KB

3D model-viewer 32.8MB

Ender-3 V3 SEと0.2mmノズルで造形してみました。

↓ ポチッとなって出来るアマゾンのリンク。
ノーブランド 0.2mm ノズル(Creality Ender-5 S1)

 

↓ Ender-3 V3 SEに0.2mmノズルを取り付けて造形。0.2mmノズルの先から細〜いフィラメントが。「細過ぎる!」と思うほど細く頼り無い。1層目の定着がより難しく、良く定着する為に慎重に調整する必要がある感じ。
0.4mmノズルで造形した物より、隙間が少なく密に造形され角がより鋭くなった様に思います。

スライサーソフトのUltiMaker CuraでPause at heightを試してみました。3Dプリンターは多色印刷の機能が無いEnder-3 V3 SEです。

↓ 殆ど手間をかけずに済ましたら、て言うか無知だったので、一時停止した部分がフィラメント不足で溝が出来てしまった。横に走る4本の溝がそれ。また、漏れ出たフィラメントはもっとありました。一時停止中に漏れ出たフィラメントを取り除いても、ジワリ、ジワリと出て来るので取り切れない。

↓ 上記の失敗を生かして、少し手間をかけフィラメント不足が起きない様心掛け多色印刷(2色だけど)に挑戦。一時停止後のフィラメント不足による溝は殆ど無い。

 

↓ 後日、コールサインプレート(ネオジム磁石埋め込み)を2色で作ってみました。0.4mmのノズルでは小さな文字が潰れてしまい、上手く造形出来無い。スライサーソフトのプレビューでも再現出来ていない。この造形は0.4mmノズル、0.16mmのレイヤー高さでやっとこのくらい。mがのになってしまった。

 

スライサーソフトのプレビューでみる限り、0.2mmのノズルなら綺麗な文字になる模様。私は0.2mmのノズルを持って無いので試す事が出来ない。やっぱり0.2mmのノズルが欲しい。

 

↓ またその後日、Amateur Radio Stationのフォントを変えて0.4mmノズル、レイヤー高さ0.2mmでも造形出来るようにしてみました。

↑ 「何が変わった? 同じじゃん」と言う声が聞こえそう。

 

3D model-viewer

 

【注意】
この記事、ノズルサイズとレイヤー高さの値がそっくりなので間違え無い様にして下さい。
0.2mm、0.4mmの値がノズルサイズなのか、レイヤー高さなのか、ごっちゃになったのは私ですが。

LED赤外線照明強力6灯の2灯が断線?した不良品。生きているLED4灯を再利用する。照明器具の制御基板は不要。

夜中の室、1m以内にある3Dプリンターを照らす為に使用。2.5V(140mA)前後で4灯のLEDを駆動すると丁度良い。HW-132は電圧を1.2Vから24Vまで調整出来るDC-DCコンバーターなので便利。

 

3D model-viewer 緑色と黄色が造形物 ↓

外し安さを求めてスライド式にしたけど、スライド部分が少し緩くて、触るとずれる。ネジ止めが良かった。外す事など滅多に無い事を造形後に気付く。

 

【おまけ情報】HW-132の電圧調整用ボリュームが多回転式なので、うっかり触れても電圧はほぼ変化しないので安心。普通の安定化電源のボリュームだと、僅かな回転でも電圧が大きく変化するので、安心出来ないよね。

アマゾンでDC-DCコンバーター(HW-132)をポチったので、そのケースを造形しました。

↑ 基板剥き出しだったので、下半分だけケースで覆いました。これだけでも、少し雑に扱えて便利。以前、基板剥き出しのRaspberry Pi Zeroをイジっていたら、どこかが短絡したのか起動しなくなり、使用不可にした事を経験。

 

3D model-viewer