3Dプリンターの造形物は、穴の寸法が設計通りにならない。設計より小さくなってしまうので、設計時にそれを考慮して値を決めないとネジなどが穴に入らない。

この悩みを解決出来そうなのが、Hole Horizontal Expansion(穴の水平展開)の値変更。

使用スライサーは、UltiMaker Cura です。

↓ 試しにネジ径3mm用の穴をφ3.0mmからφ3.6mmの0.1mm刻みで7穴を用意して、その値を変えてはの印刷を5回やりました。その結果がこの画像です。

↑ ネジ径3mmの黒いキャップボルトが入った穴は、どれもφ3.1mmを超える大きさでした。設計通りの穴を造形するなら、穴の水平展開値は0.15mm位が良さそう。

ですが、穴の水平展開値を0.15mmにしてもシーム(繋ぎ目)があるので厳しい。その値て設計値φ3.0mmの穴を造形すると実測値約φ3.059mmになりました。が、ネジ径3mmのネジは入りませんでした。

今回はネジ径3.0mmを対象にしたのでシームの影響が大きいと思います。もっと大きい穴ならシームの影響は少なくなると思います。

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