車内常備してあるリップステックが、小物入れの中で左折や右折する度にコロコロ音がするのでイライラしていました。

↓ 先日ポチった3Dプリンターで作ろうとなり、これを造形しました。

↓ リップステックが取り易い様に設計したつもり。

↓ FreeCADのスクリーンショット。

↓ UltiMaker Curaのスクリーンショット。円が綺麗になる様に縦に造形。この形は殆ど糸引きは有りませんでした。

 

2023年12月6日現在は、この造形物はやめて新しい造形物に替えました。新たなページは、フィラメント支持アームを新造形です。

 

フィラメントドライヤーをポチッたので、スプールホルダーを外して、その代わりにフィラメントを通す穴を造形しました。そうフィラメントガイドアームです。

↓ 180mm/sで印刷中。フィラメントの供給は無理なく行われました。その時のフィラメントの曲がり具合も画像様に無理の無いカーブとなっていて、印刷が終わるまで、ほぼこのカーブを維持しました。

↑ 実際に50分の印刷に使用してみました。画像の様に1kgのフィラメントはローラー付のスプールホルダーに載せてやると良い感じです。

私は1kgの物を3Dプリンター上部に載せるのは避けたいですね。印刷中、1kgのフィラメントが3Dプリンター上部でユサユサ揺れるが気になりますから。

 

FreeCADで設計したモデルが、実物として手に出来るって凄いですよね。3Dプリンターを買って良かった。今まではPC画面の中だけだった物が、実物となって手に出来る。凄い事なので2回言いました。

↓ FreeCADのスクリーンショット。

↓ UltiMaker Curaのスクリーンショット。

3Dプリンターの造形物は、穴の寸法が設計通りにならない。設計より小さくなってしまうので、設計時にそれを考慮して値を決めないとネジなどが穴に入らない。

この悩みを解決出来そうなのが、Hole Horizontal Expansion(穴の水平展開)の値変更。

使用スライサーは、UltiMaker Cura です。

↓ 試しにネジ径3mm用の穴をφ3.0mmからφ3.6mmの0.1mm刻みで7穴を用意して、その値を変えてはの印刷を5回やりました。その結果がこの画像です。

↑ ネジ径3mmの黒いキャップボルトが入った穴は、どれもφ3.1mmを超える大きさでした。設計通りの穴を造形するなら、穴の水平展開値は0.15mm位が良さそう。

ですが、穴の水平展開値を0.15mmにしてもシーム(繋ぎ目)があるので厳しい。その値て設計値φ3.0mmの穴を造形すると実測値約φ3.059mmになりました。が、ネジ径3mmのネジは入りませんでした。

今回はネジ径3.0mmを対象にしたのでシームの影響が大きいと思います。もっと大きい穴ならシームの影響は少なくなると思います。

ようやく、基板剥き出しだったRaspberry Pi ZERO 2 Wで動く自作GPS時計が、ケースに入りました。それも3Dプリンターで自作したケースです。

3Dプリンターは面白い。電子工作に使用するスペーサーの大きさも自由に作れる。既製品のスペーサーでは、長さ高さが合わずワッシャー入れたりしていましたよね。

ケースなんかオリジナルが作れる。まぁ、樹脂製だけだし、3DCADで設計するのも案外面倒だけど。それは工夫次第。その工夫を考え思い着いた時が楽しい。

電子工作関係だけで無く、身の回りの小物を作る事も出来るし。そう私の場合、小物ばかりです。

 

FDMの3Dプリンターの精度と言うか性格を知る。

その3Dプリンターは、Creality Ender-3 V3 SE
スライサーは、UltiMaker Cura version 5.5.0

 

↑ この画像は、家庭用インクジェットプリンター(Canon MG6330)に付いているスキャナーでスキャンした画像をFreeCADに取り込み、その画像の寸法を合わせて、設計値φ3.6mm白円と実測値φ3.29817mm青円を描いた物です。青円の実測値ですが、造形物の内径が真円では無いので、おおよそφ3.3mmって所でしょう。

造形物の内径は、唯でさえ小さくなるのにシームの出っ張りまであって設計通りにならない様です。スライスソフトでその辺を考慮してGコードを出力してくれないのでしょうか? その設定ある?

追記
あった!?
私が使用するスライサー UltiMaker Curaでは、Hole Horizontal Expansion の数値を変えると良いかもらしいです。この値のデフォルトは0.0mmでプラスの数値だと穴は大きくなり、マイナスの数値では穴が小さくなる様です。さっきその値を0.3mmにした造形物の設計φ3.6mmの穴では、直径が約0.65mm大きくなった。もう少し試して分かった事が有れば記事にするかも。

 

↓ 次は、角の出っ張り現象。3Dプリンターの構造上、角が丸くなるのは理解出来ますが、出っ張んなくても良いと思うんだけど。そのせいで寸法が少し大きくなっています。

 

↓ 今度はボルトが穴を、あまり抵抗無くすんなり通り抜けるかの検証です。ネジ径3mmのボルトが最初からすんなり抵抗無く通り抜けたのは、φ3.6mmの穴でした。φ3.4とφ3.5は、何度か出し入れしてる内にすんなり通り抜けました。φ3.3以下の穴は、ねじ込むか加工しないと駄目です。

結果、私の感覚ではネジ径3mm用の穴はφ3.4mmが推奨かなぁ。