昨夜は雨だったので自作ツェップ型アンテナのSWRを記録しました。
↓ 上が雨の中、下が翌日の晴れの日。
マッチング部のコイルやコンデンサには一応防水処理してあります。その方法はマッチング部をケースには入れず、電気部品用接着剤、熱収縮チューブを使用して、その上に自己融着テープでぐるぐる巻きにしました。なので耐候性に優れるかは不明ですが。
今度は7MHz用ツェップ型アンテナを自作します。
↓ 調整後のマッチング部
ググった結果、7MHz用のコイルのインダクタンスは11.3μH位が良いみたいです。
共振周波数を7.1MHzにするとコンデンサの容量は約44.5pFになります。この計算は「ゲルマラジオの試作工房」さんの「LC共振周波数の計算」や「ソレノイドコイルの巻数とインダクタンス」を利用させて頂きました。
そのサイトは「ゲルマラジオの試作工房 設計計算」です。
↓ 秋月で購入したLCR METER DE-5000で実測しながら、その値になる様にコイルを巻きました。
この時、コイルを巻く部分の塩ビパイプに強力両面テープを巻いて置くと、コイルがズレないので巻きながら正確な測定が出来ます。
その後の調整はエレメントの代わりに5kΩの抵抗を付けて、コンデンサ代わりの3D2Vを少しずつカットして目的の周波数(7.074MHz FT8)に合わせます。ほぼ計算通りの長さ約44.5cmで落ち着きました。(1pF=1cm)
↓ その結果バンド内のSWRも1.5以下に収まり良い感じです。
さて、実際にエレメントを繋げてみると、どうなるかなぁ?
当局で初めての14MHz用アンテナは、ツェップ型アンテナを自作する事にしました。
LCのデータ
ポリエステル銅線(PEW)線径1.2mm
コイルの直径約33mm(両面テープを含む)
コイルのインダクタンスは実測約5.1μH(だったと思います)
コンデンサは3D2Vで代用して25cm(25pF)
↓ コイルを巻く所に超強力両面テープを巻いて置くとコイルの調整が楽です。
マッチング部の調整後のSWRは、ほぼ1.1になりました。
マッチング部単体で、バンド内1.5以下に収まりました。
さて次は実際にエレメントを付けて、調整したいと思います。
追記:2018/3/28
実際にエレメントを繋げて、自作のツェップ型アンテナを上げました。
↓ まだ調整は途中ですが、SWRは良い感じです。
今回は、セメダインの電気部品用接着剤 SX720Wを少しずつ塗布して、SWRの変化を観察してみます。
結局の所、この電気部品用接着剤を塗布してもSWRの変化はほぼ無い様です。以前SWRが変化した本当の原因は不明となりました。もしかすると測定時、周りの何が影響してたのかな。
訂正
以下の約20.7巻きは約18.5巻きなのかも知れません。投稿後、不安になりもう一つ作成すると、約18.5巻きで目標付近の共振周波数になりました。
目標共振周波数 18.102MHz
前回の「ツェップアンテナ自作その1」は失敗でしたが、今回は上手くいきました。と思います。
やっぱり、コイルの巻き数で共振周波数を調整する方が良い様です。
計算ではコンデンサー容量17.5pF、コイルのインダクタンスは4.42μH(巻き数21.7)でしたが、私のコイルでは約20.7巻きになりました。
次の画像はエレメントの代わりに5kΩの抵抗で、調整が終わったコイルとコンデンサー部分です。使用塩ビパイプの外径は18mm、コンデンサー代わりの同軸ケーブルは3D2Vです。
次の画像はエレメントの代わりに5kΩの抵抗で、調整過程のSWRの変化が分かる様に3枚の画像を合成した物です。画像中の18.102MHzはJT65で使用する周波数です。
Aはコンデンサー20.0pF相当、コイル約21.7巻き ←(調整前)
Bはコンデンサー17.4pF相当、コイル約21.7巻き ←(調整中)
Cはコンデンサー17.4pF相当、コイル約20.7巻き ←(調整後)
最後の画像は5kΩの抵抗で調整が終わった後に、同じ条件で別のアンテナアナライザーで測定した物。18MHz帯のアマチュアバンド18.068MHz〜18.168MHzが、分かり易い様に矢印などを描き加えてあります。画像中の18.154MHzはSWRが一番低い周波数です。
あとで、実際にエレメントを繋げてアンテナを上げてみたいです。ちゃんとSWRが下がるのかなぁ〜。