次のリンク先のモデルをパクり、一部のデザインを変更して冷却ファンのブラケットを造形しました。

Ender 3 V3 SE Lightweight Fan Shroud

This link is the closest model to what I think is ideal.
I designed my model in homage to this model.

 

印刷条件は以下の通り。部屋温度が低く、PETGフィラメントなので、印刷速度は「超ゆっくり」ファン速度も「最低速」

そうしないと、角やカーブの所が積層に失敗してショートカットしちゃたり。ファン速度を速くすると直線でもカーブでも所々積層を失敗して、印刷面は荒れ凸凹になり、ビルドプートもフィラメントのカスだらけになってしまう。PETGフィラメントって、こんな感じ?

↓ 画像造形物の印刷条件

Ender-3 V3 SE
0.3mm ノズル Amazon
PETGフィラメント Amazon
スライサー UltiMaker Cura
レイヤー高さ 0.16mm
印刷速度 20mm/s
印刷温度 250℃
ビルドプート温度 80℃
ファン速度 1%
部屋温度 18℃

↓ フィラメントのカスも無く綺麗に造形出来ました。超時間かかったけど。

 

純正のエクストルーダーのカバーを外して、これにしたら、正面からノズルが良く見えるようになって、プリント中の確認をする姿勢が楽になりました。

このモデルの元になったオリジナルはネットに有り、それを少し私の考えを取り入れてOnshapeで作りました。

 

↓ 純正のカバーを外すと向かって左側にカバー用のビスとビス穴が1組余る。これを利用して解除レバーを操作しやすい様に突起物も造形しました。

 

【2024/11/18 追記】
PETGで造形したファンブラケットとエアダクトですが、これらを取り付けて印刷温度260℃、ビルドプート温度100℃で、別の物を連続6時間以上印刷したら、エアダクト(断面図のオレンジ色)が少し変形しました。

↓ 断面図

↓ 実際の画像

この後、エアダクトだけはABSフィラメントで造形しました。ファンブラケットもABSにしたいのですが、印刷中に積層割れしたり、印刷後まで割れしなくても、指で力を加えると必ず割れして脆いんです。

勿論、思っ切り力を加えればPLAやPETGだって割れちゃうけど、その割れ方とは違う。積層方向にカッターの刃を入れると、ABSは簡単に入るけど、PETGは苦労するくらい入らない。

エンクロージャーが無いとABSフィラメントは難しいのでしょうか。エンクロージャーが無い私のEnder-3 V3 SEでは、PLAやPETGフィラメントと比べるとABSは非常に脆いんです。

 

ベッドレベリングの調整を私なりにちょっと深く知ろうと、何度も1層目のテストプリント。← これを研究と表現。研究と言ってもこの道のプロでは無く初心者なので、この記事の薄さが分かる。これ私用の備忘録なので、来てくれた貴方には参考にならないかも。

3Dプリンター:Ender-3 V3 SE
ノズル:0.2mm ノーブランド
フィラメント:PLA
造形物の厚さ0.12mm(レイヤー高さ0.12mm 1層目のみプリント)
スティックのり不使用

↓ この3DグラフはVCSSLの公式サイト(vcssl.org)にあるグラフ描画のプログラムで、Java言語で書かれフリーとの事。Ender-3 V3 SEの16ポイントのレベリングを手動で調整して、その座標を取得し描画してみました。

↓ レベリングの手動調整後の1層目のプリント。凄く良い結果。ノズルは0.2mmですが、そのノズルで一番良くプリント出来ました。

【↓ 再プリント1回目】
結果は大変満足して、いる場合では無かった。上記プリントの3時間くらい後に同条件でプリントしたら、こんな事に。↓

【↓ 再プリント2回目】
再プリント1回目の直後に、同条件でプリント。概ね満足な結果。ちょっと中央の円が少し定着が甘い感じ。

 

この流れを体験して、又、何度も手動レベリング調整してみて感じる事は、ノズルの位置が全く同じ位置に戻らない感じがする。0.4mmノズルなら、それが大丈夫だと見える事も、0.2mmノズルは、それがプリント不良になってしまうのかも。
う〜む。でもプリント不良の原因は、ベッドの温度にムラがあった?かな。ベッド温度が設定値になったら直ぐにノズル温度を上げてノズル温度が設定値になると印刷開始なんだけど、上記のように失敗直後が上手くいったので、ベッドは十分に温めてからプリントするのが望ましいのか。そう言えば、ネットの記事か動画で誰かが言っていたような。

あと、何度目かのプリント時、部分的に1層目が定着不良の場合には、無水アルコールで拭くと良い時もある。

 

↓ 新しいモデルで、16ポイントの位置と9つの円の位置のズレを1mmから2mm以内(多分)に収めました。
でもスライサーソフトを通す時、位置を確認しないと更に位置がズレる。私はUltiMaker Curaを使用しています。面倒なので位置調整する事無くスライスしてしまいますけど。

↑ 0.2mmノズルでのPETGプリントは始めてでしたが、ほぼ上手くいきました。赤矢印部分が弾けたようにプリント不良したのが少し気になるけど。

 

↓ 更に、上記新しいモデルより新しいモデル。16個のノズル位置はベッドに対して、ほぼ誤差無しかな。また私のEnder-3 V3 SEのSpets-per-mmX Y Zが80.0 80.0 400.0に設定。またUltiMaker CuraのXYZ共に0mmの場合に位置が合う。

もし私と同じ環境で、このモデル(STL)を試したい方は次のリンク(リンク先は私のサイト jm1lxs.com でここです)から圧縮ファイルをダウンロードして下さい。
レイヤー高さ(モデルの厚み)0.12mmと0.16mmそれに0.2mmの3種類を用意しました。ノズル径は0.2mm、0.3mm、0.4mmなどに合うと思います。このモデル、プリントは1層目のみで終了を想定。
尚、スライスする時はスカートやブリム、それにラフト、どれも不要で「なし」にして下さい。

JM1LXS_LH-0.XXmm_Bed-Level_9_Circles_9_Nozzles.zip 680.4KB

3D model-viewer 32.8MB

LED赤外線照明強力6灯の2灯が断線?した不良品。生きているLED4灯を再利用する。照明器具の制御基板は不要。

夜中の室、1m以内にある3Dプリンターを照らす為に使用。2.5V(140mA)前後で4灯のLEDを駆動すると丁度良い。HW-132は電圧を1.2Vから24Vまで調整出来るDC-DCコンバーターなので便利。

 

3D model-viewer 緑色と黄色が造形物 ↓

外し安さを求めてスライド式にしたけど、スライド部分が少し緩くて、触るとずれる。ネジ止めが良かった。外す事など滅多に無い事を造形後に気付く。

 

【おまけ情報】HW-132の電圧調整用ボリュームが多回転式なので、うっかり触れても電圧はほぼ変化しないので安心。普通の安定化電源のボリュームだと、僅かな回転でも電圧が大きく変化するので、安心出来ないよね。