エンクロージャー無しの3DプリンターであるEnder-3 V3 SEでABSをプリントすると普通に反ります。
ABSが反る条件の一つとして、厚くなるほど反って、薄いほど反らないと、ABSを数回プリントした初心者の私はそう思う。
↓ 反らなかった事例
↑ ヒートシンクに直接接触しているABS+の造形物は、ラフト使用で反りませんでした。なるべく薄く、中央部をもっと薄い形状にしました。
この記事を書いた私は電子工作初心者です。今回はラズパイ2の電源に少し高めの電圧を供給しています。その電圧はテスターによって異なりますが、安定化電源電圧の値で5.20Vから5.30Vです。
このラズパイ2のUSBには3Dプリンターと暗視機能付きWebカメラを接続させて、更にHDMIコネクターとGPIOには3.5インチLCDも接続しており、電流的に負荷が多い状態です。もしラズパイ2のUSBが無負荷になった時、供給電圧が高過ぎたりしないか不明です。
↓ 次の画像を参考に載せておきます。安定化電源の出力電圧が5.21Vの時、ラズパイ2のUSBポートに負荷を掛けた時の電圧は4.71Vでした。画像内で使用した電圧表示の測定器にどれだけの信頼性があるのか、これも不明ですが。
因みにUSBがほぼ無負荷(画像に写るUSBチェッカーのみ接続)の時のUSBポート電圧は4.95Vでした。
↓ USBポートに負荷
↓ USBポートは、ほぼ無負荷
以上の事を踏まえて参考にして下さい。もし貴方の物が故障しても、私は責任を負えません。
我のRaspberry Pi 2 Model B(ラズパイ2)は頻繁に稲妻アイコンが表記される。3.5インチLCD接続、更に暗視機能付きWebカメラ(赤外線LED点灯)をラズパイ2のUSBに接続しているので、尚更電圧不足になるのかも。
急速充電ACアダプターに変えたり、コードを変えたりしても駄目。Raspberry Pi 5用のACアダプター 5.1V 5Aと、USB C to B変換を使用しないと駄目なのか。でも持って無いからな。
とか思ったりしたけど、手持ちの安定化電源とコードを使用して、電圧高めに電源供給してやる事にしました。
↑ 電圧5.20Vは安定化電源の値です。ラズパイ2のMicro USB Type-Bコネクターの電圧は測定していないので分かりません。
安定化電源電圧が5.10Vでは低電圧アラーム表示。5.20V近くで無いと低電圧アラームは消えませんでした。
尚、電圧測定は数年前に秋月電子で購入した「超小型2線式LEDデジタル電圧計 3桁表示 DC3〜15V M-08468 税込250円」です。↓
↑ 撮影時は画像の通り5.18Vだけど、1時間前には5.20Vに合わせました。5.18Vでも低電圧アラームは出ていません。
↓ 2線式電圧計がブラブラしない様に、専用のケースを3Dプリンターで造形しました。
とあるユーチューバーの動画を観た事で、私の悩みが解決しました。この記事は、その備忘録です。
とあるユーチューバーの動画
↓
Make your OctoPrint webcam 16:9
OctoPiに接続されたHD 1080PのWebカメラのアスペクト比が4:3になってしまう現象を、正しい16:9に変更する。
↓ OctoPrint設定のClassic Webcamでアスペクト比が16:9になっていても、4:3で表示されてしまう。
↓ HDカメラなんだから、このようにアスペクト比16:9で表示させたい。
解決方法は /boot/octopi.txt の内容を変更する。その後ラズパイ再起動。
$ sudo vi /boot/octopi.txt
#camera_usb_options="-r 640x480 -f 10"
camera_usb_options="-r 1920x1080 -f 30"
v4l2-ctl で確認すると。
$ v4l2-ctl --device=/dev/video0 --get-fmt-video
Format Video Capture:
Width/Height : 1920/1080
Pixel Format : 'MJPG' (Motion-JPEG)
Field : None
Bytes per Line : 0
Size Image : 4147789
Colorspace : sRGB
Transfer Function : Rec. 709
YCbCr/HSV Encoding: ITU-R 601
Quantization : Default (maps to Full Range)
Flags :
我の3Dプリンター Ender-3 V3 SE をLAN接続すべくOctoPiをRaspberry Pi 2 Model B(ラズパイ2)にインストールしました。
3Dプリンターのある部屋は別なので、LAN接続されてノズルやヒートベッドの温度が、離れた部屋から確認出来るようになって便利。
↓ OctoScreenもインストールしたので、タッチUIだよ。
【2024年9月13日追記】もう落ちた。インストールした翌日(正確には同日)にOctoScreenだけ落ちてLCDには普通のディスクトップ画面が表示。OctoPiは稼働していたけど。やっぱりラズパイ2には荷が重い?
え〜と、OctoScreenが重い?
【2024年10月2日追記】↑ でしたが、解決?
今迄の症状は、ラズパイ2(OS)起動時にOctoScreenの立ち上げが失敗して、普通のディスクトップ画面になる事が多く、何度かOS再起動してやっとOctoScreenが立ち上がると言うのが今迄の事。
でも、ネット記事で知った事だけど、OctoScreenを優先する為に、lightdmを無効にするといいと有る。実際これをしたらラズパイ2起動時、毎回OctoScreenが立ち上がるようになった。
↓
$ sudo systemctl disable lightdm.service
↓ MacのChromeでOctoPiに接続。
Ender-3 V3 SEに有るUSB-C端子は何に使う?
と1年近く分からないで居たけど、こんな便利に使えるとは。もっと早く知れていれば良かったけど、今回知れて良かった。
私にとって始めての3Dプリンターであり、唯一所有する Ender-3 V3 SE は、ABSフィラメントを推奨されていない。けど、ネット上の情報では、場合によっては出来るらしいので、ABSフィラメントに挑戦してみました。
ポチったABSフィラメントは、eSUN ABS PRO(ラベルには eABS+HSと表記)1kgで、ポチった時の価格は税込2,319円。
↓ 黒マジックで書いた数値は、開封してフィラメントドライヤーで乾燥した後に測ったリール込みのフィラメントの重さです。1,155.5gでした。
↓ 始めてのABSフィラメントで造形。
↑ よく見るとエレファントフットになっている。指で触るとよくわかる。
↓ ファン速度を変えて造形したエレファントフットの、出具合を比べてみた画像です。上記ラベルのようにファン速度を0%したら、エレファントフットになってしまいました。30%なら大丈夫みたいです。
↑ 他には目立った不具合は無さそうです。よく言われる事で、「ABSはそりやすい」と言いますが、この事例ではそらないようです。スティックのり等を塗らずとも、良く定着していました。大きさや形の問題なんでしょうか?
私はこの様な小物を多く造形するので、これからはABSフィラメントをEnder-3 V3 SEで使用してみようと思います。
ファン速度30%の上記画像造形物の造形データを備忘録。