Eステップキャリブレートをやってみました。

私、3Dプリンターは始めたばかりのマジ初心者。YouTubeを見ていたら初めて知りました。ステッピングモーターのステップ数を調整出来る事を。X軸、Y軸、Z軸とExtruder用のステップ数を、それぞれ調整すると正確に造形出来るらしい。

3Dプリンターは、Ender-3 V3 SE
造形物は、XYZ 20mm Calibration Cubeが合計2個。旧伝達比(工場出荷値?)で1個、新伝達比で1個。

 

↓ XYZ 20mm Calibration Cubeを造形してノギスで実測。その値を元にステップ数を割り出す。EはExtruderでフィラメントの押し出し長さ。設定で100mm押し出し、実際は何ミリだったかを物差し(定規)で測る。

調整前実測値 旧伝達比 新伝達比 X : 20.05mm 80.0 20÷20.05×80=79.800 79.8 Y : 20.10mm 80.0 20÷20.10×80=79.601 79.6 Z : 20.13mm 400.0 20÷20.13×400=397.41 397.4 E : 101 mm 424.9 100÷101×424.9=420.69 420.7

↑ 伝達比を英語表記するとSteps-per-mmになる。場所は
Control → Motion → Steps-per-mm →

 

結果は良好。XYZ 20mm Calibration CubeのXYZ共に20.00mmになりました。

正直に言うと、測り方によって百分の数ミリのばらつきはあります。中間値が20.00mmと言う事で。

 

最後は調整後のExtruderのフィラメント押し出し長さの結果です。これも実測100mm丁度でした。定規で測ったので1mm単位の精度ですが。

 

上記で「結果は良好」と書きました。私がそう思っているだけで、真の結果は分かりません。でも、趣味で自分用3Dプリンターだから、私本人が「良好」と言うなら良好です。

車内常備してあるリップステックが、小物入れの中で左折や右折する度にコロコロ音がするのでイライラしていました。

↓ 先日ポチった3Dプリンターで作ろうとなり、これを造形しました。

↓ リップステックが取り易い様に設計したつもり。

↓ FreeCADのスクリーンショット。

↓ UltiMaker Curaのスクリーンショット。円が綺麗になる様に縦に造形。この形は殆ど糸引きは有りませんでした。

 

2023年12月6日現在は、この造形物はやめて新しい造形物に替えました。新たなページは、フィラメント支持アームを新造形です。

 

フィラメントドライヤーをポチッたので、スプールホルダーを外して、その代わりにフィラメントを通す穴を造形しました。そうフィラメントガイドアームです。

↓ 180mm/sで印刷中。フィラメントの供給は無理なく行われました。その時のフィラメントの曲がり具合も画像様に無理の無いカーブとなっていて、印刷が終わるまで、ほぼこのカーブを維持しました。

↑ 実際に50分の印刷に使用してみました。画像の様に1kgのフィラメントはローラー付のスプールホルダーに載せてやると良い感じです。

私は1kgの物を3Dプリンター上部に載せるのは避けたいですね。印刷中、1kgのフィラメントが3Dプリンター上部でユサユサ揺れるが気になりますから。

 

FreeCADで設計したモデルが、実物として手に出来るって凄いですよね。3Dプリンターを買って良かった。今まではPC画面の中だけだった物が、実物となって手に出来る。凄い事なので2回言いました。

↓ FreeCADのスクリーンショット。

↓ UltiMaker Curaのスクリーンショット。

3Dプリンターの造形物は、穴の寸法が設計通りにならない。設計より小さくなってしまうので、設計時にそれを考慮して値を決めないとネジなどが穴に入らない。

この悩みを解決出来そうなのが、Hole Horizontal Expansion(穴の水平展開)の値変更。

使用スライサーは、UltiMaker Cura です。

↓ 試しにネジ径3mm用の穴をφ3.0mmからφ3.6mmの0.1mm刻みで7穴を用意して、その値を変えてはの印刷を5回やりました。その結果がこの画像です。

↑ ネジ径3mmの黒いキャップボルトが入った穴は、どれもφ3.1mmを超える大きさでした。設計通りの穴を造形するなら、穴の水平展開値は0.15mm位が良さそう。

ですが、穴の水平展開値を0.15mmにしてもシーム(繋ぎ目)があるので厳しい。その値て設計値φ3.0mmの穴を造形すると実測値約φ3.059mmになりました。が、ネジ径3mmのネジは入りませんでした。

今回はネジ径3.0mmを対象にしたのでシームの影響が大きいと思います。もっと大きい穴ならシームの影響は少なくなると思います。

ようやく、基板剥き出しだったRaspberry Pi ZERO 2 Wで動く自作GPS時計が、ケースに入りました。それも3Dプリンターで自作したケースです。

3Dプリンターは面白い。電子工作に使用するスペーサーの大きさも自由に作れる。既製品のスペーサーでは、長さ高さが合わずワッシャー入れたりしていましたよね。

ケースなんかオリジナルが作れる。まぁ、樹脂製だけだし、3DCADで設計するのも案外面倒だけど。それは工夫次第。その工夫を考え思い着いた時が楽しい。

電子工作関係だけで無く、身の回りの小物を作る事も出来るし。そう私の場合、小物ばかりです。