自宅サーバー用PCを変えた時、WordPressの引越し作業をしたので、その備忘録です。え〜と、これは前投稿の「macOS ServerでWordPressを運用」からのつづきです。

↓ 中古物件だけど新居のMac mini Late2009(左)と旧居のMac mini G4(右)

ハードは中古だけど、おっと8GBのメモリは新品。ソフトも新規インストールなので、中古物件だけど内装や家具は全部新品!。みたいな感じですかね〜。

 

引越し作業はまだ下の方です。もう少し一人話しが続きます。

 

一人話しの続きです。さて、引越しには旧居のMac mini G4(Ubuntu)にあるWordPress用データベースとuploadsディレクトリの画像データをバックアップして置かないと、引越しが出来ません。そのデータベースのバックアップ方法はMySQLのコマンドが確かです。私はphpMyAdminを使用した時、不完全な復元となりました。原因は私の無知。それからはphpMyAdminをインストールしていません。

そんな無知な私でも、MySQLのコマンドを使用すれば、完全なバックアップと復元が出来ます。それぞれ1行で済むので、「簡単、確実、早い!」おすすめです。

 

バックアップするものは2つ

WordPress用データベース
uploadsディレクトリ

私の場合はテーマ用スタイルシートに手を加えてあるので、これもバックアップ対象なんです。

wp-content/themes/contango/style.css

 

WordPress用データベースのバックアップ方法
データベース名がwpdbだとして

$ mysqldump --single-transaction -u root -p wpdb > wpdb_minig4.dump

復元は

$ mysql -u root -p wpdb < wpdb_minig4.dump

一人話しは以上です。

 

ここから本番の引越し作業です。尚、WordPressのインストールが済んだ直後とします。投稿がない状態、又は投稿があっても削除して良い事とします。

注意して下さい。
これは素人の私が行う方法で、データベースを一度削除します。これを貴方が参考にした事で損害等を被っても、私は責任を取りませんよ〜。

 

まず、私は投稿のないWordPressを好みのスタイルに整えます。
それは、お気に入りのテーマを適用、そのテーマ用のバックアップして置いたstyle.cssに変更、必要なプラグインのインストール、uploadsディレクトリの復元等を行います。

以上を終えたら、一度WordPress用データベースを削除して、新しくデータベースを作成。空のデータベース(テーブルがない)が必要みたいなので。そのデータベース名はwpdbとして

$ mysql -u root -p
mysql> DROP DATABASE wpdb;
mysql> CREATE DATABASE wpdb;
mysql> exit

バックアップして置いたデータベース(wpdb_minig4.dump)の復元です。

$ mysql -u root -p wpdb < wpdb_minig4.dump

 

これでWordPressの引越し完了!
どうです?貴方のWordPressになっていますよね〜。
家に例えるなら、内装や家具は全部新品なのに、住み慣れた我が家って感じですね。

 

残るは、セキュリティを高める設定です。と、私は良く知っているみたいな書き方ですが、セキュリティ関連「も」適当です。

私は、.htaccessに記述する事を新たに作成したakihito.confにまとめて記述しました。

$ sudo vi /Library/Server/Web/Config/apache2/sites/akihito.conf

<Directory /Library/Server/Web/Data/Sites/wordpress/>
<Files ~ "^\.ht">
deny from all
</Files>

<Files xmlrpc.php>
order deny,allow
deny from all
allow from 127.0.0.1
allow from 192.168.0.0/24
</Files>

<Files wp-login.php>
order deny,allow
deny from all
allow from 127.0.0.1
allow from 192.168.0.0/24
</Files>

<files wp-config.php>
order allow,deny
deny from all
</files>
</Directory>

<Directory /Library/Server/Web/Data/Sites/wordpress/wp-admin/>
order deny,allow
deny from all
allow from 127.0.0.1
allow from 192.168.0.0/24
</Directory>

その理由は
/Library/Server/Web/Config/apache2/httpd_server_app.conf
の中に

<IfDefine WEBSERVICE_ON>
    Include /Library/Server/Web/Config/apache2/sites/*.conf
</IfDefine>

とあるので、Server.appのWebサイトが「入」の場合、それらのファイルを読み込むらしいです。

 

セキュリティ的にはまだ不足してそうですので、今後勉強します。

自宅サーバーに使用するMac mini (Late2009) MC238J/Aに、macOS Server(Server 5.2)とWordPressをインストールした備忘録です。

 

注意して下さい。
これは、素人の私が自分の為だけに残す投稿です。これを貴方が参考にした事で損害等を被っても、私は責任を取りませんよ〜。

 

macOS Serverならではの他と異なる、インストール前に知って置きたい五つの事。

一つ。macOS Serverをインストールして尚且つServerを設定したMacのApache用設定ファイルは

/Library/Server/Web/Config/apache2/httpd_server_app.conf
/Library/Server/Web/Config/apache2/sites/*.conf

↑ これらの設定ファイル達は「触らぬ神に祟りなし」的な感じ。特にapache2/sites/*.conf はServer.appによって自動生成されるみたいです。ファイルの中を見るだけなら大丈夫でした。
っていうか、何が書いてあるのかを見た方がいいですよ。

二つ。デフォルトのDocumentRootは

/Library/Server/Web/Data/Sites/Default

三つ。WordPressを置く場所は (私はここ ↓)

/Library/Server/Web/Data/Sites/wordpress

四つ。Apacheのユーザーとグループは共に

_www

五つ。ローカルエリアからアクセスしたPCやスマホのIPは何故か

127.0.0.1

以上。この事を知って置くと楽しいインストールとなります。私はこれを知らず挫折しそうになりました。

 

さて、ここから楽しいインストールと設定です。尚、macOS Serverはインストール済みとします。

MySQLが必要なので、私はHomebrewでインストールしました。
と言う事でまず、Homebrewのインストールです。参考になるサイトは
http://brew.sh/index_ja.html

↓ 2行に見えますが、実際は1行です。

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

MySQLのインストール

$ brew install mysql
$ mysql.server start

MySQLの自動起動設定

$ brew services start mysql

MySQLのルートパスワード設定、abcdeの部分がパスワードになります。

$ mysql -u root
mysql> SET PASSWORD FOR root@localhost=PASSWORD('abcde');
mysql> flush privileges;
mysql> exit

WordPress用のデータベースとユーザーの作成。例えば
データベース名 wpdb
ユーザー名 aki
パスワード wppas
とした場合

$ mysql -u root -p
mysql> CREATE DATABASE wpdb;
mysql> CREATE USER aki@localhost IDENTIFIED BY 'wppas';
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON wpdb.* TO aki@localhost;
mysql> FLUSH PRIVILEGES;
mysql> exit

PHPとMySQLを連携させる

$ sudo cp -p /etc/php.ini.default /etc/php.ini
$ sudo chmod 644 /etc/php.ini
$ sudo vi /etc/php.ini

mysql.default_socket = /tmp/mysql.sock

$ sudo chmod 444 /etc/php.ini

 

WordPressのインストール

WordPress日本語サイトからtar形式のファイルをダウンロードする。
これを配置するディレクトリにコピーして解凍。
そのサイトは、https://ja.wordpress.org

ファイルはダウンロードフォルダにダウンロードしたとして

$ sudo cp Downloads/wordpress-4.7.1-ja.tar /Library/Server/Web/Data/Sites/
$ cd /Library/Server/Web/Data/Sites/
$ tar -xvf wordpress-4.7.1-ja.tar

uploadsディレクトリの作成

$ sudo mkdir -p wordpress/wp-content/uploads

アクセス権と所有者を変更

$ sudo chmod -R 755 wordpress/
$ sudo chown -R _www:_www wordpress/

macOS ServerのwebサーバーとDNSの設定を済ませて、WordPressのインストールを以下のURLにアクセスして終了させる。

https://jm1lxs.com/wp-admin/install.php

 

これで、WordPressを新規に始められます。私の場合は、Mac mini G4からの引越しなので、復元する必要があります。

それは、次の投稿につづく予定です。→ WordPressの引越し

追記 2017年1月21日

数日前に中古で手に入れたMac mini Late2009で、昨夜からこのサイトを運用しています。使用OSは
OS X EL Capitan 10.11.6
macOS Server 5.2
メモリ 8GB

 

この時間(2017年1月9日午前2時頃)から、自宅サーバー用PCを変えました。

↓ 試みでこれまで働いてくれていたMac mini G4に代わり、FMV-B8230が暫定的にサーバーPCとしてやって行きます。

Mac mini G4(左) → FMV-B8230(右)

 

今度このMac mini G4には、リフレッシュしてもらいましょう。お金をかけずに、無いので。
Ubuntuのクリーンインストールぐらいかなぁ。

見た事のない、ワイドバンドレシーバーを衝動買いしてしまいました。

↓ KENWOOD RZ-1

 

このレトロ感な外観と周波数表示が100Hz単位まであり凄い!

ただ、購入後に知った最小ステップが5kHzだった事。これが残念でならない。100Hz単位まで表示出来るのに、5kステップとはガッカリ。

iPhoneのカレンダーに1年分の予定が表示される様に、iCal形式のファイルを作成する備忘録。

 

↓ この様に【終日出荷休み】が表示されるのが目的です。

 

全体の流れは

  1. Googleカレンダー用のCSVファイル作成
  2. Googleカレンダー経由でiCal形式のファイル作成
  3. MacのカレンダーでiCalファイルを指定して照会カレンダー作成

 

詳しく見て行きましょう。

1. Googleカレンダー用のCSVファイル作成

このCSVファイル作成時に文字コードをUTF-8で保存する必要があります。

表計算アプリでUTF-8を文字化けせず読み書き出来るのは、Numbersです。Excelでは文字化けしてしまいます。

文字化けしないNumbers

文字化けするExcel

 

今回はiPadでNumbersを使用しましょう。

データ入力が終わったら、不要なセルを削除して下さい。

不要な横のセルを選択して削除

縦も同じく不要なセルを削除

 

次に、【コピーを送信】でCSVファイルを作成します。
すると、文字コードがUTF-8N、改行コードはCR+LFで保存されます。

WindowsのTeraPadで開いて見ると、こんな感じ

 

2. Googleカレンダー経由でiCal形式のファイル作成

↓ Googleにログインしてマイカレンダーの右横の三角から【新しいカレンダーの作成】を選択して、空のカレンダーを作成します。

 

↓ 空のカレンダーが出来たら、他のカレンダーの右横の三角から【カレンダーをインポート】を選択して

 

↓ iCalファイルとカレンダーを選択してインポート

ここで、Googleカレンダーで予定を確認しましょう。

 

今度は、GoogleカレンダーからiCalファイルをエクスポートです。
↓ エクスポートしたいカレンダーの右横の三角から【カレンダー設定】を選択します。

開いたページの下の方に【カレンダーのエクスポート】があるので、そこからiCal(ICS)ファイルを書き出して下さい。※1

ダウンロードしたZIPの中に、長〜いファイル名のICSファイルがあります。この長〜いファイル名は適当に変更した方が良いでしょう。

ようやく、iCal形式のファイルが出来ました。

 

3. MacのカレンダーでiCalファイルを指定して照会カレンダー作成

↓ Macのカレンダーのファイルメニューから【新規照会カレンダー】を選択して、カレンダーのURLを指定します。
私の場合は、自宅サーバーにICSファイルを置いたので、URLは自宅サーバーのそれです。

 

完了

おおざっぱですが、こんな感じです。

 

↓ 最後に

※1 Macで操作していると、勝手にZIPファイルを解凍してICSファイルをカレンダーが読み込んでしまう。