ようやく、基板剥き出しだったRaspberry Pi ZERO 2 Wで動く自作GPS時計が、ケースに入りました。それも3Dプリンターで自作したケースです。

3Dプリンターは面白い。電子工作に使用するスペーサーの大きさも自由に作れる。既製品のスペーサーでは、長さ高さが合わずワッシャー入れたりしていましたよね。

ケースなんかオリジナルが作れる。まぁ、樹脂製だけだし、3DCADで設計するのも案外面倒だけど。それは工夫次第。その工夫を考え思い着いた時が楽しい。

電子工作関係だけで無く、身の回りの小物を作る事も出来るし。そう私の場合、小物ばかりです。

 

私のEnder-3 V3 SEのファームウェアを1.0.4から1.0.6にアップデートしました。

 

実は、素直に本体のマザーボードのアップデートが出来ませんでした。ただ液晶パネルのアップデートは成功かなぁ。文字化けした様な表示になっていたけど。↓

 

なんで、最初のアップデートが失敗(マザーボードがSDカードを認識しない?)したのか、はっきりしないんですが。

 

失敗した原因は、おそらく、SDカードのフォーマット時にアロケーションユニットサイズを4096バイトにしなかった事かも。

私は32GBのSDカードでアップデート作業をしてたんです。この32GBでは4096バイトを選択出来ません。CrealityのYouTube動画では、わざわざ4096バイトを選択してます。それに、ダウンロードしたファームウェアと一緒にあるReadmeにも4096バイトにしろってあるし。

↓ ちなみに、Ender-3 V3 SEに付属のSDカードは8GBなので、アロケーションユニットサイズ4096バイトを選択出来る。

 

↓ でも何故か、同じ32GBのSDカードをMacのディスクユーティリティでMS-DOS(FAT)でフォーマットしてやってみたら、ファームウェアのアップデートに成功しました。

FDMの3Dプリンターの精度と言うか性格を知る。

その3Dプリンターは、Creality Ender-3 V3 SE
スライサーは、UltiMaker Cura version 5.5.0

 

↑ この画像は、家庭用インクジェットプリンター(Canon MG6330)に付いているスキャナーでスキャンした画像をFreeCADに取り込み、その画像の寸法を合わせて、設計値φ3.6mm白円と実測値φ3.29817mm青円を描いた物です。青円の実測値ですが、造形物の内径が真円では無いので、おおよそφ3.3mmって所でしょう。

造形物の内径は、唯でさえ小さくなるのにシームの出っ張りまであって設計通りにならない様です。スライスソフトでその辺を考慮してGコードを出力してくれないのでしょうか? その設定ある?

追記
あった!?
私が使用するスライサー UltiMaker Curaでは、Hole Horizontal Expansion の数値を変えると良いかもらしいです。この値のデフォルトは0.0mmでプラスの数値だと穴は大きくなり、マイナスの数値では穴が小さくなる様です。さっきその値を0.3mmにした造形物の設計φ3.6mmの穴では、直径が約0.65mm大きくなった。もう少し試して分かった事が有れば記事にするかも。

 

↓ 次は、角の出っ張り現象。3Dプリンターの構造上、角が丸くなるのは理解出来ますが、出っ張んなくても良いと思うんだけど。そのせいで寸法が少し大きくなっています。

 

↓ 今度はボルトが穴を、あまり抵抗無くすんなり通り抜けるかの検証です。ネジ径3mmのボルトが最初からすんなり抵抗無く通り抜けたのは、φ3.6mmの穴でした。φ3.4とφ3.5は、何度か出し入れしてる内にすんなり通り抜けました。φ3.3以下の穴は、ねじ込むか加工しないと駄目です。

結果、私の感覚ではネジ径3mm用の穴はφ3.4mmが推奨かなぁ。

3Dプリンターの造形物にタッピングネジを使用する時、下穴の程良い大きさはどれか、をチェック。使用タッピングネジのネジ径は3mm。

↓ 画像内の数値は下穴の内径で単位はmm。尚、その数値は設計値であって実測値ではありません。

 

最初に結論を言うと、φ2.8mmの下穴が良い感じ。

 

どれもネジを右に回して強目に締め付けたら

φ2.6は、外径が広がる(膨れる)様に変形してしまった。ネジ径3mmに対しφ2.6mmは小さ過ぎるみたいです。

φ3.0mmはネジは効いて、しかもネジはなめませんでした。設計値より印刷物の内径は小さくなってしまうのかな。

人生初の3Dプリンターを手にして2日目。みんなが印刷している船を、私も印刷しました。

糸を引いて蜘蛛の巣の様になっていますが、船首の曲面部分も十分綺麗。お値段以上の仕上がりだと思う。

印刷中ずっと見ていたんだけど(男性が洗濯機の中をずっと見ている様に)船室の天井部分の一層目の印刷は正に空中印刷だった。サポート材無しで、この船室が出来るのなら、設計の幅が広がる。私はなるべくサポート材無しで作りたいので、この船参考になる。

 

↓ この印刷終了間際に撮ったコントロールパネル。

最終的に印刷時間は58分でした。印刷スピードは180mm/sで他はほぼデフォルト。スライスソフトはUltiMaker Cura version 5.5.0です。