先日ネジ物を3Dプリンターで造形してから、M型コネクター用キャップの造形を思い付いたのでやってみました。

環境
Ender-3 V3 SE + Cura + FreeCAD

↑↓ ネジ山の一部に凹みがある理由は、ネジ山にシーム(繋ぎ目)が影響しない様にする為(そうなったらいいなぁ〜♡。みたいな試み)。小さな円でくりぬいた凹みを作り、そこにシームを集める。

 

↓ 使用例、同軸切換器で市販品と比べる。

 

私、寸法を憶えている自信が無いので備忘録。

↓ ネジの仕様は、ネジ径16.5mm、ピッチ1mm、長さが12mm。このキャップの深さは12mm+4mm=16mmになるので、リグや画像の同軸切換器、それにアンテナ基台のM型コネクターに合います。但し、当局所有の無線機材だけでの確認な上、当局所有の3Dプリンター環境固有のものであって、世の中全てのM型コネクターに合うとは思いません。

実を言うと、少し緩い感じで、ちょっとだけネジ径を小さくした方が良いと思っています。

後日、ネジ径16.3mmで造形しました。ねじ込んだ奥が少しきつく、何度かM型コネクターにねじ込んだら良い感じになりました。カスが出ましたけど。私の環境では、ネジ径16.4mmが良いかも。

 

 

このページはデータ量(3D model-viewer用のデータが68.4MB)が多目ですから、Wi-Fi環境での接続を推奨します。

 

3Dプリンターを購入して初のネジの造形物。

 

↓ これを何に使うのかと言われたら、こんな感じで。

↑ 今回は、何かの容器に猫の餌を入れたくてペットボトルを繋ぐ為の接続ナットを造形しました。

 

欲しくても売って無さそうな物を、その日の内に造形して手に出来るって凄い。

 

ここからは備忘録。FreeCADのFastenersでスクリュータップを使う時の、ネジの仕様を忘れそうなので記録して置きます。

↓ まずはペットボトルの蓋。私の実測とカット&トライで得た値は、ネジ径29mm、ピッチ3mmでいい感じです。

↓ 何かの容器(ホームセンターのペンキ売り場で購入)の蓋は、ネジ径43mm、ピッチ3mmでいい感じになりました。

 

↓ 3D model-viewer 68.4MB

Ender-3 V3 SEの配線が原点移動時(マイクロスイッチをオンする時)にZ軸用レールに接触する。これが使用始めた時から気になっていました。

ネット上に、この3Dプリンターのレビューが幾つもあるのに、この接触に付いての話題が無い。なんで、みんな気にならない?

↓ 私は気になるので、こんな物を造形してみました。

 

これをステッピングモーターに腰巻きの様に着せて(取り付けはネジや接着剤は不使用だけど、寸法がキツキツだったので簡単には外れない)、配線を少し拘束してZ軸用レールに接触しないようにする。こんな感じで ↓

↑ 青矢印の所で接触するのだけど、今回の造形物を取り付けたので接触しない。

だけど、後日発覚。青矢印の反対側で接触しないけどギリギリになっていました。赤矢印の部分を少しステッピングモーター側に短くしたらバランス良くなるかも。ですが、このままでも問題無いので使います。

 

まぁ。なんと言うか。言ってしまえば、時々端に行った時だけ接触するのと、常時拘束されるのとで、配線にどんな影響の違いがあるのか分からないんだけど。私が気になる事など些細な事です。

 

以前もやった穴の水平展開を、またやりました。

使用3Dプリンターとスライサーは
Ender-3 V3 SE
UltiMaker Cura

以前の穴の水平展開時と異なる事は、Eステップキャリブレートを行ったので、設計値に対し造形物の大きさが変化する(はず)事と、シームが内径に影響しない設計にした事。

と言っても、対象の造形物は直径3mmの穴。なのでEステップキャリブレートの影響は分からない。でも、シームの影響が無い事は大きく、ネジ径3mmのボルト(ビス)が入る入らないが起こると思います。

 

↓ 穴にシーム(繋ぎ目)が無い様にとは。ネットで見つけた記事を参考にした方法で、穴に凹みを作りそれをY軸の奥(マイナス方向)に向けてやる。そうする事で凹みにシームが集中し穴に影響しない。

Eステップキャリブレートをやってみました。

私、3Dプリンターは始めたばかりのマジ初心者。YouTubeを見ていたら初めて知りました。ステッピングモーターのステップ数を調整出来る事を。X軸、Y軸、Z軸とExtruder用のステップ数を、それぞれ調整すると正確に造形出来るらしい。

3Dプリンターは、Ender-3 V3 SE
造形物は、XYZ 20mm Calibration Cubeが合計2個。旧伝達比(工場出荷値?)で1個、新伝達比で1個。

 

↓ XYZ 20mm Calibration Cubeを造形してノギスで実測。その値を元にステップ数を割り出す。EはExtruderでフィラメントの押し出し長さ。設定で100mm押し出し、実際は何ミリだったかを物差し(定規)で測る。

調整前実測値 旧伝達比 新伝達比 X : 20.05mm 80.0 20÷20.05×80=79.800 79.8 Y : 20.10mm 80.0 20÷20.10×80=79.601 79.6 Z : 20.13mm 400.0 20÷20.13×400=397.41 397.4 E : 101 mm 424.9 100÷101×424.9=420.69 420.7

↑ 伝達比を英語表記するとSteps-per-mmになる。場所は
Control → Motion → Steps-per-mm →

 

結果は良好。XYZ 20mm Calibration CubeのXYZ共に20.00mmになりました。

正直に言うと、測り方によって百分の数ミリのばらつきはあります。中間値が20.00mmと言う事で。

 

最後は調整後のExtruderのフィラメント押し出し長さの結果です。これも実測100mm丁度でした。定規で測ったので1mm単位の精度ですが。

 

上記で「結果は良好」と書きました。私がそう思っているだけで、真の結果は分かりません。でも、趣味で自分用3Dプリンターだから、私本人が「良好」と言うなら良好です。