IC-2730のコントローラーに繋がるケーブルを固定するクリップを造形しました。

使用フィラメントはPETGです。でも車内使用なのでPETG推奨ではありません。ABSやASAを使用出来る3Dプリンターを持っていない為、仕方なくPETGを使用しています。今回使用した3Dプリンターは、私が唯一所有するEnder-3 V3 SEです。

【2024年9月9日追記】
Ender-3 V3 SEにABSフィラメントは無理だと思っていた私。でもABSフィラメントをポチりました。

初めてのABSフィラメント ←このサイトのブログ記事

 

↓ いい感じで使用中、赤矢印の白い部品が今回の造形物。

↓ 寸法図 Onshapeで設計

 

3D model-viewer ↓

3D model-viewer

↓ マグネットである必要は無いのですが、RPi5に使用する前はWindows PCに接続されていて、そのマグネットでPCの側面に貼り付けてあったのです。マグネットが引っかかりUSB HDDがズレ無い様に造形しました。

↑ Onshapeの断面ビューも便利です。

CAD素人の私が、Onshapeの使用感をFreeCADと比べると。断然Onshapeの勝ちです!
FreeCADは作業内容に適したワークベンチを選択して作業を進めて行くんですが、その幾つもあるワークベンチは、ワークベンチ毎に操作性と言うか、ワークベンチ毎にソフト開発者が異なる様な、ワークベンチ毎に考え方が異なる様な。CAD素人の私には取っ付き難い物でした。

CAD素人の私が使いたい3D CADはFusion 360なんです。PCBも出来て凄く良いと思いながらも、個人で無料使用だと制限が多く、特にPCBの基板サイズが小さ過ぎるので、仕方無くPCBはKiCadを使用しています。

現在、3Dプリンター用のデータはOnshape(無料だけどデータ公開)を気持ち良く使用しています。

RPi5(ラズパイ5)にGNSSモジュールを繋げました。そのモジュールなんですが、欲しいGNSSモジュールが秋月電子に無いので、今回はアマゾンでポチりました。

ラズパイ5をNTPサーバーにする為のインストールは。↓

$ sudo apt update
$ sudo apt install chrony
$ sudo apt install gpsd gpsd-clients pps-tools

↓ 三次元測位中で赤LEDが点滅して1PPS出力しています。これで一応、Stratum 1相当のNTPサーバーになっています。

↑ 白色のケースやねじ類は、3DプリンターEnder-3 V3 SEとPLAフィラメントで造形しました。

3D model-viewer

 

アマゾンで入手したのは3点で、GNSSモジュールGY-NEO-6MV2(税込999円)とGPS外付けアンテナ線長3m(税込980円)とSMA延長ケーブル5m(税込799円)です。

NEO-6MのVCCにラズパイ1番ピン3.3Vを印加。他の配線は秋月電子のGNSSモジュールと同じ。外部アンテナは延長ケーブル込みの長さ8mのケーブルを繋げて外に出しています。

↓ ラズパイ5とNEO-6Mの配線は画像の通り。There is a wire that looks like it might be tangled in the picture, but we have not misplaced the connection, so there is nothing for you to worry about.

それに、秋月電子で販売されていたGNSSモジュール、K-13849やK-09991などの1PPSはアクティブLowだけど、NEO-6Mの1PPSは、それとは反対のアクティブHighみたいです。なのでconfig.txtの設定が一部異なる。
dtparam=assert_falling_edge=true が不要。↓

$ sudo vi /boot/firmware/config.txt

[all]

dtparam=uart0=on

# GPS 1PPS /dev/serial0 -> ttyAMA0
dtparam=uart0_console
enable_uart=1
dtoverlay=pps-gpio
dtparam=gpioin=18
#dtparam=assert_falling_edge=true

M3サイズの雄ねじを造形して使用したら折れました。

↑ 指先で締めていたら1本だけ折れた。造形直後(冷えてから)M3サイズの雌ねじに雄ねじを入れようと「少しきついかなぁ」と思いながら指先で少し強目に回していたら折れました。折れた雄ねじの先は雌ねじに残ったまま。

この雄ねじは立てて造形したので、余計に折れやすい。ねじの設計は緩めがいい?

または、造形物同士の雄ねじ雌ねじをいきなりねじ込むのは良くないかも。ザラザラした造形物なので金属のナットやビスで、すり合わせしてから使用すれば少しは改善するかも。

 

電子工作で良く使う、このサイズのねじが自分好みで造形出来る便利さは計り知れない。でもこんな簡単に折れては、期待感が半減してしまう。

最初から分かってはいるけど、3Dプリンターで造形したねじは、強度や耐久性が求められる部分には使え無い。

電子工作で良く使うM2.5のビスやナット。それを3Dプリンターで造形出来たらいいなぁ〜。と言う事でやってみました。

何度か設計を見直して造形。雄ねじ雌ねじ共に妥協出来る造形が出来ました。と言っても樹脂製ですし、小物の基板用なら使える程度ですが。でも好きな長さでスペーサーが作れるので、電子工作には3Dプリンターは便利です。↓

造形条件はノズル0.4mm、レイヤー高さ0.12mm、スライス公差は中間です。

ねじの出来具合はと言うと。いつものレイヤー高さが0.2mmでは、少々不安だけど、ねじにはなっています。1番良いのは0.12mmです。最も0.12mmに合わせた設計なので、良いはずなんだけど。0.16mmも良いけど少し寸法が合わない感じで、製品の金属ナットが少し緩いです。

ねじ造形は、あるレイヤー高さに合わせて設計すると、他のレイヤー高さに合わなくなりますね。また、スライス公差の中間、排他、包括でも寸法が合わなくなるので、スライス公差も注意項目です。

↓ そのレイヤー高さによる違いを、スライサーソフト(Cura)のプレビューで比較。ノズルは0.4mm使用。この中で良い0.12mmでも、ねじが小さ過ぎて再現性があまり良く無いです。趣味の電子工作で使うにしても、M2.5がギリギリ限界でしょうか。

↑ スライス公差は中間です。

↓ M2.5雄ねじ(造形物)の設計値。

 

↓ Onshapeのドキュメントリスト。今回作成した3つの3Dデータ。

↑ 造形物はM2.5雄雌ねじスペーサー。他〇〇タップや〇〇ダイスは、ブーリアン演算で使用しました。